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9章:伸ばされた手
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あれからリンは店に来なくなった。
つまり客として“切れた”。
まぁ…仕方ない。
ちょっとヘコむけど。
俺は陽依以外、愛せない。
彼女なんて作る気ない。
俺は陽依のためだけに生きてるから。
客が切れるのだって初めてじゃない。
去るものがいれば、新たに来るものだっているんだ。
ただ、それだけのコト。
俺はまた指名の席を忙しく渡り歩く。
それが俺の日常だから。
しかし俺の日常は思わぬ方向に進む。
ある日、マンションの入り口に見知った立ち姿。
「花」
「…リンちゃん」
ビビった。
俺、住所教えてないよ?
動揺する俺に、リンはにっこり笑いかける。
その笑顔に、背中がぞわぞわした。
「何してんの?」
「…花を待ってただけ。
顔が見たかったの」
「それなら店に来れば良かったじゃん」
「…じゃあね、またね。花」
俺の発言を無視して、リンは歩き出す。
タクシーを拾って、すぐに見えなくなった。
やっべぇなー。
ストーカー化するタイプだとは思わなかった。
引っ越した方がイイかな。
変な話だが、俺はストーカーには意外と慣れていた。
前にも似たようなケースで、お客さんからストーカーになってしまったっていうパターンが、何件かあったからだ。
人気者だからね。
ストーカーも慣れっこです。
でも今回は俺1人じゃないからな。
薫や桃がいる。
巻き込まないように、なんとか早めに対処しなきゃな。
でもその心配は、すぐに現実に押し潰されるコトになる。
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薫と花 ©著者:柚木
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