夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
-book.hostlove.com-
ホスラブ小説
ホスト,キャバ,風俗等のちょっと大人の無料ケータイ小説!PC,スマホ、ガラケー全対応!
8章:選んだ道
(8/8)
メニューを閉じる
ホスラブ小説ホーム
あなたのしおり一覧
小説総合ランキング
ピックアップ作品一覧
昨日の閲覧上昇作品
作品評価ランキング
カテゴリ別ランキング
作者別ランキング
新着作品から探す(カテゴリ別)
みんなのレビュー
みんなの作者ニュース
みんなのファン登録
小説を作成
作者ログイン
小説ご利用ガイド
サイトニュース
「俺を殺そうなんて10年早ぇんだよ!」
包丁を叩き落とされ、また蹴り飛ばされた。
容赦なく何度も何度も蹴られ、踏みつけられる。
痛みで朦朧とする意識の中、小此木の高笑いが聞こえた。
姉ちゃん…
ゴメン、姉ちゃん。
俺、ホント何もできないや。
「ちーがやるコトない」
陽依の凜とした声が響いた。
なぜか、しんと静まり返ったリビング。
小此木が恐る恐る振り返る。
背中に突き刺さった、出刃包丁。
柄を握っているのは…陽依。
「わああああああああっ」
小此木が悲鳴を上げて倒れ込んだ。
陽依は血に染まった両手を、だらんと下げる。
弾かれたように母さんが駆け寄ってきて俺を抱き上げると、陽依の手を引いて二階へ駆け上がった。
小此木は動かなくなっていた。
俺達の部屋に駆け込み、ベッドに俺を寝かした母さんは陽依の体を抱きしめて震えていた。
「陽依は悪くない、陽依は悪くない、
陽依は悪くない、陽依は悪くない…」
言い聞かせるように、ずっとぶつぶつと呟いている。
当の陽依は真っ赤に染まった己の両手を、ただジーッと眺めていた。
俺は痛みと戦いながらも、現実が受け入れられなくて何も言えなかった…
<前へ
71 /230
次へ>
しおりを挟む
この小説の「目次」を見る
この小説の「レビュー」を見る
この小説の「トップ」へ
※この小説を友だちに教える⇒
メール
薫と花 ©著者:柚木
しおり一覧
小説を探す
小説を作成
作者ログイン
夜のケータイ小説サイト「ホスラブ小説」
PC,スマホ、ガラケーで
全ての機能が利用できます!
http://book.hostlove.com
[ホスラブ小説]
広告募集係り
Copyright © hostlove.com All Rights Reserved.