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8章:選んだ道
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特に何の波風もなく、俺達の日常は平和に過ぎていた。
「ねぇ、花。私お見合いさせられる」
ある日の仕事中。
突然のリンの告白に、俺は驚いた。
「え?は?」
状況が把握できずに混乱している俺に、リンは続ける。
「お父さんの会社の
取引先の人の息子さんと…」
なんかドラマみたいな話だ。
リンてお嬢様だったんだなー。
そんな話を聞いても、俺みたいな一般市民には、まるで現実味がない。
「お見合いなんてしたくないの!」
俺の腕を掴んで、リンが潤んだ瞳で見上げてきた。
と、とは言われまして、も(;´〓`)
「リンちゃん、それ俺は
どーしようもできないよ?」
「…付き合ってよ、花」
おぁ。
来ったぁ…
ホストっつか水商売やってたら避けて通れない道よね、これ。
好意持たれてナンボなわけだし。
でもさ、ぶっちゃけお客さんとキャスト…接客する側が恋愛関係になるのって、あんまないと思うんだよね。
やっぱさ、残酷なようだけど、こっちは仕事だし。
「…付き合うって、どこに?」
へらっと笑いながら、ふざけ半分に答えてみた。
間髪入れずに、右ストレートが飛んできた。
「痛い(ノ〓`)」
「私、本気なんだからね!!」
怒られましたー。
でもね、俺だって君を傷つけたくないから、わざとあんな言い方したのに。
だって求められてる答えは、あげられない。
「ゴメン、ね」
それしか言えなかった。
俺も一応No.1ホストのくせに、不器用だよな。
リンが涙を滲ませてるのに、俺はわざと気づかないフリをした。
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薫と花 ©著者:柚木
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