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6章:春の日 (8/8)

しかし翌日。

「花ちゃ〜ん♪」

ヒラヒラと手を振る愛香。
その隣には代表。

なんすか、なんなんすか?

本指、代表でしょ?
場内とかいらないっすよ!
俺だって一応この店のNo.1なんだから、そんなにヒマじゃないんだからっ。
つか代表がついてんだから、わざわざ場内してまで俺を呼ばなくたってイイでしょーよ('A`)

もやもやイライラが体の中をぐるぐるする。

愛香は、『もう来ないだろう』という俺の予想に反し、また違うオヤジ連れで現れた。
代表本指名の、俺を場内指名して。

「代表とNo.1がついてくれるなんて
私達、なんだかVIPね〜♪」

ついてくれるって指名してんだから、そりゃつくだろっ。
俺に心の中で悪態つかれてるなんて露知らず、愛香はご機嫌だ。
笑顔でクイッとグラスの酒を飲み干した。

「マナカさん、お酒強いですよねー」

「私の体内は血液じゃなく
アルコールが流れてるのよん♪」

わずかに頬を赤らめながら、愛香が言った。
酔ってんじゃん。

それから愛香は、ちょくちょく飲みにくるようになった。
毎回違うオヤジを連れて。
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薫と花 ©著者:柚木

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