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6章:春の日 (2/8)

我が家のキッチンは使用禁止になった。
修理を頼んだが、少なくとも3日はかかるそうだ。

あーぁ。

まぁ仕方ない。
桃には家計用の財布を預けた。
外食なり出前なりしてくれ。

次の日、現れた桃は別人のようだった。
小花柄のキャミワンピに、デニムジャケット。
茶色い巻き髪は愛らしくゆる巻きで、カンカン帽で完全武装だ。

まさに“森ガール”。

薫が気を遣ってか、『ももちゃん、かわいいですー』と拍手していた。

や、この格好なら文句ねーけどさ。
七変化か!?
変装の達人て、ルパンかよ!

桃はどや顔でこちらを見ている。

「…つか、またヅラか?」

「だからウィッグよ、
ウィッグ!!(*`〓´*)」

それから桃は毎日、来る度に別人のような格好で現れた。
それは七変化どころじゃなかった。
コイツはやる気になれば365日、違う格好が出来るんだと思う。

…そんな才能あんなら、ハリウッドでも行けばイイのに(=〓=)



そして月日は流れ、春が来た。

俺達の奇妙な2人暮らし(+1人毎日訪問)も、板についてきた。

そして今春から、ついに薫を学校に通わせるコトにした。
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薫と花 ©著者:柚木

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