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5章:桃
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「…な、花っ!」
リンに揺すぶられて気が付いた。
俺は随分と長いコト、ボーッとしていたらしい。
もう店もラストの時間が近づいていた。
「大丈夫?」
心配顔で俺の顔を覗き込んでくるリン。
俺はパッと笑顔を作ると。
「大丈夫、大丈夫!
ちょっと妄想が止まらなかったわw」
と、笑って言った。
リンはまだ心配な様子だったが、おちゃらけて笑う俺に、それ以上はツッコんでこなかった。
彼女の、こういうさり気ない気遣いができるところを、俺は気に入っていた。
「花さん、ラスソン何にしますか?」
内勤がこっそりと尋ねてきた。
お、ラスソンか。
つーコトは、今夜の売り上げは俺が一番ってコト。
良かったー(;´〓`)
代表のプレッシャーにも打ち勝って、なんとか結果を出すコトができた。
俺はホッと胸を撫で下ろす。
内勤に曲名を伝えて、いつの間にか空になっていたリンのグラスに、酒を作り足した。
そして自分のグラスに残っていた少ない酒を、ぐいっと飲み干した。
…あのときは酒なんて見たくもないと思ってたのに、今じゃ毎晩のように酒を飲んでる。
因果なもんだな。
なぁ、姉ちゃん。
姉ちゃんは未だに酒が嫌い?
俺がこんな仕事してるって知ったら、軽蔑する?
ゆっくりと、店内が暗くなり、内勤が俺の元にマイクを届けた。
曲の前奏が流れ出す。
今宵のラスソンは、ゆずの“いつか”。
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薫と花 ©著者:柚木
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