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4章:天使と悪魔
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「だから決めたんだ。
結城から何もかも奪ってやろうって。
そんな矢先に結城は死んだ。
天は俺に味方したんだと思ったね。
可笑しくて涙が止まらなかった!」
あれは…
父さんの葬式での涙は…
“悲しみ”じゃなく“喜び”の涙だったんだ…
「…ぅわぁああああああっ」
俺は怒りに任せ、あちこち千切れるかのように痛む体に鞭打って、ヤツに殴りかかった。
しかし、ぼろぼろの俺の拳はヤツに届くわけもなく、俺は体はまた虚しく床に叩きつけられた。
「ちくしょう、ちくしょう…っ」
涙が頬を伝って、接地面の床に落ちる。
悔しい。
悔しい。
大好きな父さんをバカにされて。
大好きな陽依と母さんを守れなくて。
こんなヤツに虐げられるのが…悔しい。
涙が溢れた。
陽依も泣いていた。
俺はいつの間にか、意識を失っていた…
「ちー、大丈夫?」
目を覚ましたら、陽依が俺の顔を覗き込んでいた。
眼帯をしている。
「姉ちゃんこそ…目、どうしたの」
「ちょっと腫れてるだけ。大丈夫よ」
陽依は、ぎこちなく笑った。
あちこち包帯や絆創膏だらけの体。
それは怪我や痣を隠すためのもの。
きっと俺が気絶したあとも、アイツになぶられたんだろう。
俺は横たわったまま、拳をギュッと握った。
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