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6章:届かぬ思い (9/11)



単純に幸せだった。


熱く舌をからませあう。



「んっ・・・・・」



「・・・・・・・ごめんっ」
直は離れた。



気まずい空気。



「ごめんな陽子。つい」


「・・・あたしもごめん。」


離れないで欲しかった。
抱いてほしかった。



こんな空気、嫌だった。
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離さないで・・・ ©著者:ゆー

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