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20章:美容師と私
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『いらっしゃいませ本日はご予約頂いてますでしょうか?』
私予約という物を前の美容室でしてませんでした。
焦る私。
『し、してないです。』
完璧挙動不審です。
美容室の人
『かしこまいりました。男性、女性ご希望ございますか?』
私
『ヘアセット得意な方でお願いします』
もう夜やってない癖に変な拘りが見受けられます。
美容室の人
『かしこまいりました。少々お待ち下さいませ。』
待つこと数分。
ここで現在担当のMと対面しました。
人見知りな私は何を聞かれてもそれしか返答せず、全く会話が弾まないので、黙々と作業してくれました。
そして約半年、Mに毎回お願いしてます。
技術がどうのとか、人がどうのは一切視野になく、人見知りで疲れるからと言う理由のみです。
よって仕上がりが不満の事が多い。
美容室難民です。
よって本日の会話。
私『急いでるので適当に長さだけ揃えて下さい。気になる部分は自分で調節します。』
M『分かりました。何処かへお出かけですか?』
私『えぇ。』
M『急ぎますね。』
会話終了。
Mも何故自分指名なのか不思議に思ってるでしょう。
ちなみに。
パーマかカラーの際は予約をするという技を身につけました。
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毒女の戯言 ©著者:嶌津 香
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