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13章:涙 (2/10)

海沿いにある 結構大きな病院だった。


もぅ正月も明け 落ち着きだした頃。



私は父と 病院へいた。



3時間ぐらい待ち
名前が呼ばれ 2人で部屋へ入った。



椅子に座り 私は ぼーっと 先生と父のやり取りを聞いていた。




40代半ばだろうか…

見た目とか 話し方が

俳優の 森本レオ みたいだなぁ…っておもっていた。



「では 唯さんと二人で話したいので」


と言われ 父は出て行った。





「今日 病院に来るって事や ご両親が先に相談に来ている事を知ってましたか?」



優しい 穏やかな声のトーンに 緩やかな話し方。



私は コクリ と頷いた。



「唯さんは ご両親に聞いてどう思った?」



『……別に…』



あと 何個か聞かれたけど覚えていない。



ただ 最後に


「将来 どんな事でもいいです
どうなっていたいですか?」




『笑いたい…』



言った 瞬間 涙が溢れた。





「大丈夫…必ず治りますよ。
酷いと 今のを聞いても答えられない人も沢山いる。
唯さんは 答えれたね…
だから 大丈夫です。」




初対面で 泣いたのは初めてだった。




3冊の心理テストを渡された。



「一週間後 また来てくれるかな?
それまでに これ出来る?」




私はまた コクリ と頷いた。




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