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12章:闇夜 (11/11)

アパートに帰れば どこかにモカの面影があった。



淋しくて


淋しくて



心に穴が空くって
こんな感じなんだ…って思った。



穴が空く…ってより
えぐられた様な痛みだった。




援交して金貰って


無機質な作業をする。





泣いていても 一緒に住んでいた部屋が苦しくて 泣きながら物を投げたり テレビを倒したり

部屋は散々な事になっていた。




私の 精神は 私や親じゃ もぅどうする事も出来なくなっていた。



両親はネットで 精神科を調べ 相談に行っていたらしい。



4カ所目で 納得のいく 優しい先生に出会えた…




と 電話があった。




「唯 一度 一緒に行かないか?
もぅ 親もどうすればい〜か分からないんだ…」




父は力無く 呟いた。




私は 初めて 入院施設のある精神科へ 父と行った。




私には まだ 何も見えない。




暗闇の中 手探りもせず



立ち止まったまま 動かなかった。





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ダンデライオン ©著者:ゆい

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