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10章:終わり
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私は すぐにアパートへ引っ越した。
勿論 モカを連れて。
引っ越した次の日から 新しいショップの仕事を入れてあった。
1DK
新しいけど 淋しい部屋…
ペット禁止……
モカは全く鳴かない
だから 大丈夫だった。
とにかく モカを慣れさせる為 当分クローゼットは開けっ放し…
何とか 一応片付き アパートの近くの公園へ一人で行った。
一人ベンチで座り
雪のチラチラ降る中 泣いた。
私のジーパンに汚い水玉模様が出来る。
“子供 名前何にしよっか”
“今の店辞めたら こんな仕事したい”
“いつか バリに住みたいね”
夢があったはず…
幸せだったはず…
幼稚な結婚生活。
安易な離婚の決断。
もぅ 誰も守ってくれない…
剛……
私達には ドリカムの一万一回目は来なかったね……
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