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7章:始まり (4/10)

「付き合ってくれない?」



薄暗いバーで 唐突に剛が言う。



私は飲んでいたカクテルをこぼし



『なに?営業?
店なら行くよ 楽しいし』



「マジなんだけど」


『私 風嬢だよ ナメてんの?』



「風俗辞めろよ 俺食わすから…店だって来ても金払わなくていい」



二重の目力のある剛の瞳は 吸い込まれそうだった。



『信じれないよ』



…と 私は笑いながら剛の肩を叩いた。



「信じて貰える様に頑張るから」




それから 二人で黙った。



人とマトモに向き合って来なかった。



公佑・赤ちゃんの事があってから…


マトモに向き合うのが怖かった。



だから わざと自分を傷付けて来た。



淋しさと 空虚感を 体で ネタで精一杯埋めて来た。






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ダンデライオン ©著者:ゆい

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