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5章:荒れ狂う (8/10)

その日もいつもの様に ナンパ通りで たむろってた。




男の後輩が来て


「さっきナンパした あそこの軽乗った女…唯達の事エイズだってたよ」



私は迷わず その女の車に行きウィンドーを叩き 窓を開けさせた。



ど〜見ても年上…



『お姉さん達さぁ〜 何言ってくれてんの? 何でエイズなの うちら?』



最初は優しく言っても答え無かった。



車ん中で ゴニョゴニョ言ってる…




私はキレて女の胸元を掴み 車からずり下ろした。



『聞いてんだろぉがぁ!テメェ 勝手に人の事吹いてんぢゃねぇぞ!』



アスファルトに正座させ 土下座する女は


「…いつもいるから……」


と 震えながら言った。



『あ?いつもいる事分かってんなら テメェも毎日いんだろ!だったらテメェもエイズなんか?』



車道だった為 ナンパに来ていた 人間が群れをなす。




私は女の左手を持ち小指を反対側に反らした。




『ぎゃ〜』


泣き叫ぶ声が響く。



後はラチり専門のギャングに渡した。





やられたら やり返す。



い〜事も 悪い事も



その頃の 私はそんなんだった。




人の痛み…




何 それ?






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ダンデライオン ©著者:ゆい

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