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11章:The worst date (12/12)

でも、ちょっと待ってくれ。
俺がわざわざユリナ達に構っていたのは…

「あれは
ちぃの友達だと思ったからっ…」

そう言いかけて、途中で口を噤んだ。
だって結局それは俺のエゴだから。
そんなの、ここで威張って言うコトじゃない。

「いや、もうイイ。俺、帰る」

俺は嫉妬と自己嫌悪で、心がぐちゃぐちゃになってしまった。
あまりにガキな自分が恥ずかしくて、俺は逃げるように踵を返してカウンターへ向かう。

ちぃに腕を掴まれ、引き止められた。

「待って、涼介!ゴメっ…」

謝るちぃの腕を。

「離せよ」

俺は冷たく振り払った。

「ヲタク同士、仲良くしてれば?」

口から出るのは、自分では思ってもないような辛辣な言葉。
きっと君を傷つけた。
わかっていても、今の俺にはもうどうしようもない。

俺は会計を済ませ、1人でマンガ喫茶を出た。
君の方を、一度も振り返らずに。



こうして俺とちぃの久々のデートは、代わる代わる3人から受けた邪魔のせいで、最悪な終わりを告げた。
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無題 -side涼介 ©著者:柚木

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