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8章:The past
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2人で花火を見に行った日から、俺はアラシの部屋に寝泊まりしだした。
とは言っても昼間は学校だし、夜は仕事だし、ホントほぼ寝に帰るだけなんだけど。
それでも、少しでもちぃと一緒にいられるコトが嬉しかった。
「リョウ」
待ち合わせ場所に着くと、既に待っていたアリスが俺を見つけるなり顔を綻ばせた。
「すみません、遅くなって」
オケの練習が長引いて、俺は珍しく待ち合わせにちょっとだけ遅刻してしまった。
「いいよ、リョウが来てくれただけで
アリスは嬉しいから」
にっこりと笑って、さっそく腕を絡めてくる。
いつも通り、豊満なバストをくっつけながら。
俺は気を紛らわすために、頭の中で楽譜を追いまくった。
それにしてもまた露出度の高い服装だ。
胸元のガバッと開いたTシャツに、すれ違う男達は釘づけ。
並んで歩いてると前方からくる男は皆、鼻の下のびのびなのがわかる。
「ねぇ、リョウ。お願いがあるの」
スタバで不意にアリスにそう言われて、俺はキョトンとしてしまった。
「何ですか?」
「…アリスのお母さんに、
逢って欲しいの」
「え?」
俺は意味がわからなかった。
なんで俺が、アリスのお母さんに逢うんだ?
混乱する俺に、アリスは続けた。
「お母さん、ガンなの。
最近わかったんだけどね…
もう長くないんだぁ。
でもアリス、昔から好き放題やってて
お母さんに恩返しみたいなコト、
したコトなくって…
だから、せめて安心させてあげたいの。
アリスは幸せだよって。だから…」
婚約者のフリをしてくれ、とアリスは小さな声で言った。
“ガンの母親”。
俺は言葉が出なかった。
死んだ親父を、思い出していた。
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