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またハートマークの花火が上がった。
今度は失敗じゃない、綺麗なハートマーク。
「涼介、いまのハートは
ちゃんとしてたね」
俺はちぃに話しかけられる前に、隣から背後に回っていた。
ふわりと、後ろから抱き締める。
ちぃの右の肩に顎を乗せた。
香水の甘ったるい匂いと、シャンプーの爽やかな香りが、俺の鼻孔をくすぐった。
心臓が壊れるかと思うくらいドキドキする。
「もーそろおしまいだぁ」
花火大会の、終了時刻が迫っていた。
俺はちぃを抱き締めながら、いつまでも花火が上がり続ければイイのに…と心の中で願った。
このままずっと、ちぃを腕の中に閉じ込めておきたい。
ずっとずっと一緒にいたい。
頭ん中で“Squall”が流れている。
あぁ、俺ホントにこの子が好きだ。
最後に特大の柳花火が打ち上がった。
枝垂れる柳のように、火花がゆっくり落ちて消えていく。
「かぁぎや〜」
ちぃの耳元で、今度は囁くように言った。
彼女を抱いていた腕をするりとほどいて、缶ビールを飲み干す。
静寂が辺りを包む。
花火の代わりに、今度は月と星が俺達を照らしてくれた。
月明かりの下で見るちぃは、綺麗だ。
普段は可愛らしい少女のようだけど、ふとした表情は美しい女の顔だった。
それが俺の、大好きな女の子。
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無題 -side涼介 ©著者:柚木
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