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3章:again
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俺は運が良かったんだと思う。
たいして喋りが上手いわけでもないし、絶世の美男子ってわけでもない。
佐藤健や藤原竜也に似てるってたまに言われるけど、そもそもその2人の顔がイマイチ浮かばない。
藤原竜也ってカイジ?
あ、デスノートの月か。
え、似てるかな?
佐藤健って、あのガムのCM?
…ダメだ、渡辺直美の印象が強過ぎる。
だから、こんなに一気に指名が取れたりするのは、単純に運とタイミングが良かっただけの気がするんだ。
「ねぇリョウ、ビール飲もっ」
今日もへべれけに酔ってしなだれかかってくるアリスをなだめながら、そんなコトを考えていた。
「アリスちゃん、飲み過ぎじゃない?
大丈夫?お水飲む?」
「お水じゃなくってぇ、ビール!
ビールが飲みたいの〜!」
俺の心配をよそに、アリスは空のグラスを振り回す。
すると内勤が俺を呼びに来た。
他の卓でシャンパンが入ったらしい。
アリスは目ざとく内勤を睨みつけ。
「あ〜っ!またアリスとリョウの仲を
裂きにきたのねぇ!?」
と、叫んだ。
アリスは酔っ払うと、いつもこうだ。
内勤は苦笑いで下がっていった。
俺は懸命にアリスをなだめる。
「アリスちゃん、すぐ戻ってくるから
お水飲んで待ってて下さい」
「リョウの“すぐ”は
すぐじゃないも〜んっ!」
べーっと舌を出して怒られた。
俺は小さく溜め息をついて『いってきますね』と言い残して席を立った。
後ろでアリスが顔をくしゃくしゃにして涙を堪えるのがわかったが、俺は振り返らない。
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無題 -side涼介 ©著者:柚木
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