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6章:いざ 《北斗》へ
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6章:いざ 《北斗》へ
勝はコインを 台に入れながら あることを考えていた。
これが もし 前兆だとしたら 後 20ゲームが 勝負だな。
しかし これが 前兆じゃなかった場合 打つ台が無くなるな・・・。
勝は 自分の 両頬を手でパンと 叩くと 「よし!」と一言 気合いを入れて レバーを 叩きだした。
1・2・3・4・5ゲームと
消化していくが これと言って 演出は無い。
勝はそれでも淡々とレバーを叩き続ける。
6・7・8・9・10ゲーム 今だにこれといって 目立った 演出がおきないまま消化されていく。
勝「クソッ!! やっぱりダメ なのかよ・・・。」
11ゲーム ケンシロウが服を破る。
12ゲーム 何もなし。
13ゲーム バットが転んで空き缶がでる。
14・15・16・17・18・19ゲームと 何もおきない。
勝は半ば諦めた感じで ぼやいた。
勝「ダメだった・・・。
やっぱり ジャグラーを打ち続けてれば 良かったのかもしれない・・・。」
何にも 期待せずに レバーを叩いた20ゲーム目。
(ジャラララ〜♪)
突如ギター音がなり 布で身体を 覆った村人が ケンシロウの前を横切る。
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