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4章:私とリョウとマヤ (14/14)

「離してっ、嫌!離してぇえっ」

数人の男に取り押さえられたマヤが、VIPルームの外へ運び出される。
店内にマヤの悲鳴がこだました。

「レイさんっ!」

意識が朦朧としてまた倒れかかった私を、誰かが抱き留めた。

…リョウ…?

酸素不足で、目に映る景色が霞む。

「レイさん、レイさん!
大丈夫ですか!?しっかりっ」

視界にぼんやりと映るのは、やっぱりリョウだった。

「…リョウ、くん?」

「ミナミさんから聞いて、
慌てて飛んできました!
ゴメン、俺がっ…俺が巻き込んだ!」

リョウがギュッと私の体を抱き締めた。

くらくらする頭。
リョウの匂いがする。

その後ろからミナミの声が聞こえた。
あぁ…ミナミが心配して泣いてる。
大丈夫。
ミナミ、私は大丈夫だよ。

そこで、私の意識は途切れた。
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無題 ©著者:柚木

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