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4章:店長
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森さんが移動してしばらくたったある日、店で飲み会があった。
珍しく店長は酔ってるみたいで、足をくみ、首を傾けタバコを吸いこう言った。
「オカマ吸い」
店長はカミングアウトしてないのでギャグのつもりでやったのだろう。
笑えない。
そして俺は店長に呼ばれた。
店長は俺に質問してきた。
「男どうしの愛もあるのよね」と
俺はヤバイと思い逃げたかったが店長は話をやめない。
「どういう風に愛しあうかわかる?」
と聞いてきたのだ。
俺は「若いのでまだわかりません」
と答えると店長は
「あらやだ」といい
ために
ためて
「ないのよね」
と言った。
ちょっと寂しそうだった。
2年ぐらいして店長は自分の店をもち辞めていった。
その店の調理長は森さんである。
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とりあえず料理人 ©著者:トモグイ
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