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4章:レンとハヤト
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重い口を開いたのは、ハヤトだった。
『俺…仕事行かなくちゃ。』
ガックリきたが、仕方ない。もうそんな時間だった。
『お前、来る?』
『うん、店で話せるかな…レンを見ても平静を装えるかな…』
そう、私が言いかけた時…
えりなが、隣の部屋から顔は見せずに声だけで、
『いってらっしゃい…あゆちゃん、ハヤトくん…ここに居て…いいかな』
そう言った。
ハヤトは、同じく声だけで、
『いいよ、何かあったらあゆにメールいれて』
そう言って、私の手を引き家を後にした。
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