トントン。

私は部屋をノックする音で目が覚めた。

ガチャ。

綾｢夕？ママから電話。｣

私はそっとベッドから起き、リビングに向かった。

私｢サンキュー。｣

私｢もしもし｣

母｢あ夕南？携帯繋がらないからビックリして綾の携帯にかけたのよ!!｣

私｢あぁ無くした。｣

母｢何してるのよ？｣

私｢カラオケかどっかに忘れてきたみたい。でも今日買いに行くから!!｣

母｢そうなの？そうそう来月東京行くんだけど遊びに行っていい？｣

私｢綾に聞いて泊まれば？｣

母｢泊まりはホテル予約したから大丈夫よ？ただ久しぶりに綾にも会いたいから。｣

私｢分かった!!｣

私は綾にお礼を言って電話を渡した。

私｢ママのせいで起きた？｣

綾｢起きてたんだ!!夕今日仕事？｣

私｢そうだ。綾ゴメン!!携帯かしてくれる？｣

綾｢OK!!｣

私は店のカラ名刺を見て店に電話をした。

店員｢はい。お電話ありがとうございます。｣
電話に出たのは新人の人だった。

私｢おはようございまーす!!ゆなです。｣

店員｢ゆなｻﾝお疲れ様です。｣

私｢店長か誰かいます？｣

店員｢はいお待ち下さい!!｣

店長｢もしもしお疲れ!!｣

私｢店長おはよう!!昨日携帯なくしから休んでいい？それと来週から親くるんで休みます!!｣

店長｢携帯ないと困るもんな？今日はいいぞ!!明日は出れるよな？｣

私｢はーい!!｣

電話を切って綾に返した。