帰国してからずっと、避けていたのかもしれない。


真実を見るのも怖かったけど、それ以上にもう偽って欲しくなかった。




どこから？
いつから？



どこからどこまでが嘘なのか、聞けば良かったのに。


逃げれば逃げるほど勝手な想像が頭を駆け巡って、
全部が嘘に聞こえて来る。


怖くて
嘘をつくあなたが怖くて、
問いただす勇気も無い癖に、疑って。

だったら聞かなきゃいいやって。


別れる勇気が無いのなら、
初めから真実に目を向ける邦画楽なのに。