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6章:1ヶ月半
次の日から私は、《クラブ莢花》に毎日出勤した。
毎日と言っても、銀座のクラブは土日祝日は休み。
佐久田さんにお客様との会話のコツ、距離の取り方、甘えかた、連絡の取り方、その他何から何まで毎日指導してもらった。
私はもちろんヘルプ。
売上のお姉さん達は怖かった…(笑)
水商売が初めてでも、莢花ママのお気に入りでも、粗相は絶対に許しません、的な。当たり前だけど。
私は元々少しぶっ飛んでいるところがあるので(普通だと思っていても周りから言われる)、変なことをしないように言わないように気をつけた。
とにかくボロを出さないように、今時の18歳には珍しいような真面目でいい子な18歳を演じていた。
そして佐久田さんに言われたことを忠実に実行していた。
その甲斐あって、その頃いた売上のお姉様方や、同じヘルプのお姉様方にも目を付けられることなく嫌われることなく、平和に毎日過ごせた。
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