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16章:―終わらない悪夢―
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(プルルルルル)
『ただいま電話に出る事が出来ません。発信音の後に…』
駄目だ繋がらない
仕方ないから本家にかけた
都:『はい。』
私:『都?うちや。京一家におるか?携帯繋がらへん』
都:『お嬢様ちょうど良かったです。後一時間位で自宅に旦那様が戻って来るところですわ。それにしても珍しくお嬢様から電話なんて何が起きたんですか?』
都に裕司の説明をした
慌てた都は今日京一と同行してる人間に片っ端から電話をしてくれると言うので一回電話を切った
取り敢えずこれはどうしても京一に伝えなければ…
心臓は高鳴るばかりだった
私:『都、京一の側近も連絡取れへんのか?』
都:『残念ながら大事な取り引きな様ですわ』
都は自分なりに試行錯誤してくれていた
そもそも都が居なかったら双子の面倒は見れなかったかもしれない
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DEAR ayako ©著者:由佳
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