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2章:〜憑依〜 (5/5)

しかし飛び上がって踏み付けなければ
ボタン一つ押せないのはなかなか厳しい。


ストラップの体を動かすのには何故か
とんでもなく体力を使うのだ。


…やるっきゃねーだろ、俺。


「返事遅れてごめん。俺は大丈夫!」


…メール送信…っと。


たった1行のメールに10分掛かった。


1分経ったか経たないかの頃。


「先輩っ
よかったぁ返事来たぁ


気合いを入れて携帯を踏む。


「心配させちまったな。
もう大丈夫だから気にすんな」


高速返信。


「気にします
どこの病院ですか


…言ったら来そうだよな…


「事故で顔がグチャグチャなんだ。
誰にも見せたくねーからさ…」


超高速返信。


「そんなん気にしないです
お見舞いに行きたいから教えて下さい


…参ったな…どう返せば諦める?


…いっその事、突き放しちまうか…?


「俺みてーな奴気にすんなって」


5分後に返信。


「…あたしの事…ウザいですか…?」


…予想外だ…


「そんな事ないよ。でも今会えないし…」


また超高速返信。


「会えなくても…………
あたし…先輩の事好きなんです」


骸骨のストラップは、携帯の画面から
目を離せなかった。
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