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1章:〜出会い〜 (18/18)

目が覚めると、俺は病室のベッドに居た。


天井を見上げたまま、体が動かない。


…トラックに轢かれたんだもんな…


…下手したら全身麻痺とか…


…つーかもう死んでんのかもな…


…あ〜あ…百合と会いたかったなぁ…


…圭吾、ごめんな…


「………なんでこんな……」


「真也っ!真也ぁぁぁっ!」


「……まだ決まった訳じゃない…。
あの子が目覚めるように祈ろう…」


「私が…っ…家に人を呼んだせいで…」


「お前のせいじゃない。今はとにかく
医者に全てを委ねるしかないんだ」


病室の外から両親の声が聞こえる。


…俺を悼んで泣いてる…のかな。


…まだ生きてるって言ったって、
後遺症とか残ってヤバいんじゃねーの?


…つーか手術とか終わったんかな?


「お二人とも、落ち着いて下さい」


医者…っぽい喋り方に聞こえる。


「真也君は今、手術室で頑張ってます。
あなた方は信じて待っていてあげて下さい」


…手術室?


…ここは、どう見たって病室だ…


…一体、どういう事だ?


視界の隅っこに見える黒い物体。


俺の体と紐の様な物で繋がっている。


そしてその黒い物体の正体に気付いた時、
俺の姿が何なのか、知った。
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大好きな君の傍で ©著者:陽

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