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5章:確信
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千花の家でご飯を御馳走になり、夜の8時を過ぎた頃
千花の家の前に車の音がした。
ベッドに腰かけていた私は窓の外を覗き、帰る準備をした
「あ、先輩来た?」
「うん。車停まってる」
「そっか、またね」
ごちそうさまでしたと告げ千花の家から出ると黒のエスティマの助手席に乗り込んだ。
「おかえり」
「―…ただいま…」
掛けられた言葉に戸惑いながら牧名さんを見ると
牧名さんは微笑んだ。
さっき、千花と萌絵が言ってた話を少し意識して牧名さんの顔を見ようとじっと見てみたけど、暗い車内ではやっぱり見れずにあきらめた。
「明日―」
「牧名さん」
ほぼ同時に発した言葉にお互いが止まり、
「先にどうぞ」
牧名さんは少し笑ってそう言った。
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