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4章:意識
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朝が来た
夜眠れずにぼーっとしているとカーテンから光が差し込み、生きろと強要されてる様な気分に陥る。
のそのそと制服に着替えると、裏側に貼り付けられているワッペンに触れ、学校に向かった。
教室に入ると小学校の頃から私を汚いと言い続ける女子の集団がいつものように私を見ながらひそひそ話を始めた。
勝手にやったらいい。
なんとでも言えばいい。
「くせー」
そう言った女たちの声と同時に教室に物凄い音が響いた
バーーーーーン!!!!
驚きクラス中が静まり返る。
教室の黒板の前には、夏樹くんが冷たい顔で立っていて
黒い制服のブレザーは肘で黒板を殴ったせいか少し白く汚れている。
「誰の悪口いってんだごらぁ」
鋭い目で女たちを睨み、視線を私に移し
「こいつ俺の女だから、文句言った奴は女だろうと関係ねぇからな」
そう言って私の手を取った。
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