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6章:惹かれて行く気持ち
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延長した30分は何も歌わず話をしていた。
本当に二人っきりなんだと改めて感じ、緊張してしまう…
変に意識しているのがバレないように修一の目をあまり見れずにいた。
時間はあっという間に過ぎカラオケを出ようと席を立つ。
すると修一は私の顔を覗き込んできて
「またデートしようね♪」
と、はにかんだ。
私もつられてテレてしまう。
その時、不意打ちで修一に抱き寄せられた…
突然の事で思考回路が停止していた私に、更に修一は
「キスしていい?」
と、聞いてきた。
私は頷きかけたがグッと堪え
「嫌だよ〜♪笑」
と、軽くあしらう。
修一は拗ねたそぶりを見せながら
「じゃあほっぺにチュウしてー?」
なんてふざけてみせた。
そんな修一が可愛くなってしまい軽く頬にキスをして、カラオケを後にした。
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-あの街と私- ©著者:月野 りお
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