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11章:夢から覚めていく (1/16)

11章:夢から覚めていく



初めて締め日に店に顔を出した。



まわりではシャンパンコールが鳴り響く中、私はちびちびとキープボトルで飲んでいた。




ボトルが空いたので、いつもの安いボトルを頼もうとしたら、在庫切れらしく3万のボトルをねだられた。


「割りもの代は俺が出すから。お願い。」


修一はそう言った。
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-あの街と私- ©著者:月野 りお

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