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2章:運命 (1/5)

2章:運命

   〜助かる可能性〜




老犬「タマ。お前に話したい事がある。今から俺が言う事をよーく聞け。」



タマは小さく頷いた。



老犬「前にここは捨てられた犬達が集められる場所で処分される所だと言った。でもな、助かる可能性が無い訳じゃない。」



老犬のその言葉にタマは驚いた。



タマ「えっ!助かる可能性があるの?」



老犬「奇跡に近い可能性だ。この場所には時々捨てられた犬を飼ってくれる優しい人間が来る事があるらしい。俺もここの仲間から聞いた話しで見た事はないけどな。その優しい人間の目に留まれば助かるってわけだ。」



タマ「本当?処分されずに助かるの?その仲間の犬は助かったの?」



嬉しそうに言うタマに老犬は言った。



老犬「奇跡に近い可能性って言ったろ?残念だけど俺にその話しをしてくれた仲間は処分されてしまったよ…」


少し考え込んだタマは老犬に言った。



タマ「助かる事は奇跡かもしれない…でも…僕はその可能性に賭けてみるよ!」


タマの生きる事を諦めていない強い言葉に老犬は微笑んでいた。



老犬「さて寝るか♪」



二人は再び眠りについた。
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犬のタマ ©著者:緋色

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