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3章:踵鳴る
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3章:踵鳴る
ユッコちゃん、
嗚呼ユッコちゃん。
僕の大好きなユッコちゃん。
かわいいかわいいユッコちゃん。
襟くらいまでの短い髪、
白い肌、
大きく透き通った瞳、
長いまつ毛、
綺麗なヘの字をした眉毛、
筋の通った鼻、
浅い唇、
小さな顔、
僕より顔一個分小さな背、
小さな胸、
くしゃっと潰れるような笑顔、
高く霞んだ声、
少し濃い化粧、
短いスカートから覗く細い足。
ユッコちゃんユッコちゃんユッコちゃんユッコちゃんユッコちゃんユッコちゃん!
キャーユッコちゃん!
愛してる!
まじ完全に本気で超絶最強に愛してる!
東京タワーより富士山よりチョモランマより琵琶湖より太平洋より愛してるんだ、ユッコちゃん!
僕の愛しのユッコちゃん。
僕は君に出会ってしまった。
隅から隅まで僕のツボにハマってしまった。
君以上の人は今まで見たことなかったし、
これからも見ないだろう。
僕がルパン三世なら君は不二子。
僕がのび太なら君はしずかちゃん。
僕がシドなら君はナンシー。
僕がキムタクなら君は工藤静香。
僕がポパイなら君はオリーブ。
僕がマリオなら君はピーチ姫。
僕がスパイダーマンなら君はメリージェーンだ。
ユッコちゃん、ユッコちゃん…
愛しのユッコちゃん。
君は、
なぜ、
村田の彼女なのだ。
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ロックと鼻くそ ©著者:K山K太
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