8章:未練。 (5/5)

あたしは君が好きだった。

好きで好きで仕方なかった。


ホストの君のそばにいるには、あたしは客でいなければいけなかった。


だったらその中でも１番になりたい。


気付くとあたしはエースだった。


君は、君のためにがんばるあたしをとても大切にしてくれた。


だからもっとがんばれた。


そんなあたしのがんばりを、君は受け入れてくれた。


あたしのしたことに、意味はちゃんとあったのかな。