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8章:未練。 (3/5)


君の代わりにナンバー入りするようになった彼は、自信に満ち溢れていた。

あたし達がもう知らない歌舞伎の世界を、楽しそうに話していた。


そんな話を聞く君の顔が、なんだかうらやましそうに見えた。


あたしはそんな君の横顔を見て、少し悲しくなった。





―君がホストを辞めたのは、あたしのことを思ってではなく、あたしというエースが切れてしまったせい。

―本当にあたしのこと好き?


―あたしがエースになるなら、本当はホストに戻りたいんじゃない?





心の奥底でずっとしまいこんでいた思い。

何度も飲み込んだ言葉がよぎる。


彼がトイレに立ったとき、無性に寂しい気持ちになった。

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最後の恋。 ©著者:miu

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