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2章:スタッフとして勤務を始める
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[T]の電話は結構な頻度でなるのだが、その大半が社長からだった
必ず佐山さんが取り、何本であるか、その他の状況などを逐一報告していた
こうして2日目の仕事も終わろうとしていた
「村上君、社長から」
営業終了後、売上げ報告していた佐山さんが僕に受話器を渡す
「ご苦労さん、村上君」
「ご苦労様です」
「どうだ?」
「はい、まだ慣れませんが頑張ります」
「そうか」
「はい」
「明日から、接客をしてもらうからね」
え!?
明日から・・ なんて唐突な しかしいつかはする事になるだろうなと思っていた その時が予想外に早く来ただけだ
「僕がですか・・」
「まあ、ボチボチやってみろ じゃあねお疲れさん」
〝接客〟
この仕事を任された僕は、その1日目に本気で辞めてやると思うのだった―
第二章 〜入店〜 [完]
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