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2章:スタッフとして勤務を始める (2/8)



 少しだけ迷いながらも[T]が入っている巨大ビル[G]に辿り着く


時刻は14時50分、10分前だ


「じゃあ、行って来るよ」

「うん」


これから深夜1時まで、いや、後片付けとか入れたらおそらく2時過ぎだろう 長丁場だな そんな事を考えながら僕はエレベータに乗り4階を押した

あっという間に4階に着く 不気味な程静まり返っていた 僕は[T]のドアを開けようとするが鍵がかかっていて開かなかった

まだ来てないんだな・・

ウロウロしていた すると昨日社長がライバル店だと言っていた店の人が出てきた 僕は一応挨拶しておいた方が良いだろうと思い、軽く挨拶をした


「今日から[T]で働く事になってます」

「ああそうですか いつも15時過ぎくらいに見えますよ」


その人は見た目はいかつかったが、物腰は柔らかかった 後で知る事となるのだがこの人はライバル店の社長だったのだ

僕はトイレに行きたくなりその人に聞いた


「このビルにトイレはありますか」

「ないですねえ、もしよかったらうちのトイレをお使い下さい」

「ありがとうございます」


僕は言葉に甘えてトイレを借りた やたら綺麗だった事を覚えてる


「ありがとうございました」

「いえいえ、頑張って下さいね」


親切な人だなあと思っていた

一昨日、[T]を見に来た時に店内にいた佐山さんがちょうどやってきた


「今日から、だよね?」

「そうです。 村上と言います」

「よろしく」

「よろしくお願いします」


佐山さんが[T]の入り口の鍵を開ける

営業前の店内は暗く、静まり返っていた

言うならば、まだ眠っている状態なのだろう


「村上君には掃除全般をして貰うからね」

「はい」

「まずは掃除機で店内全部、次にモップで店内全部を拭いてくれる」

「わかりました」


僕が全部一人でするのか

これは面倒くさいぞ

佐山さんは佐山さんでなにかすることがあるんだろうな

そう考えていた僕

しかし現実はそうではなかったのだ。

僕はこの佐山さんと全面的にぶつかる事となるのだった。

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僕が風俗店のオーナーになるまでの日々 ©著者:cvbrkk

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