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3章:懐かしい者 (12/12)

封筒の中には手紙が一通、入っていた。




海へ。

この手紙を読んでる頃にはもう、
火傷も治ったんだろうな。

あんな形で正体をバラしたのは心残りだが
逝く前に…つーかもう死んでるが…
お前に会えた事を嬉しく思ってる。

一生懸命に仕事を頑張る姿も、
勇敢に放火魔を撃退した時も、
恐れずに工場に飛び込んだ時も、
全てが俺の誇りだ。
格好良かったぞ。

俺はもう二度と現れる事は無いが
いつまでもお前と母さんを見守ってる。

この先もし、くじけそうになったら
この手紙を読み返せ。

お前の父親は、お前を信じてる。

俺の息子に出来ない事は一つも無い。

海、お前は俺の自慢の息子なんだ。

お前の大切な人は全員守り抜け。

…女は繊細だから気をつけろよ?
テクニックじゃない、愛情を注ぐのだ!


まぁ、あんま長いと読み返すのも
嫌になっちまうわな。


絶対に、早死にはするな。
周りを守りたいならまずは、
自分の命を大事にするんだぞ。


心から愛してる。

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あたたかいもの ©著者:陽

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