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2章:馴れ馴れしいもの (21/22)

後方の少年のサッカーボールを奪う。


海「悪ィ!ちょっと貸してくれ!」


少年「あっ、ダメだよ!これ僕の!」


少年に構わずボールを足元に置き…
昔の勘を頼りに狙いを定める。

車の左前輪に向けて思いっ切り蹴った。


犯人「うわっ」


ボールは見事に左前輪の下敷きになり
車はハンドルの自由を失った。

俺は少年を抱き抱え、電柱の後ろに隠れる。


…………………


車は電柱に衝突し、動かなくなった。

火炎ビンは投げられてしまったが、
犯人の狙いを遥かに外れ、植木に刺さった。


海「………はぁ〜…死ぬかと思った…」


少年は俺の腕の中で泣きじゃくっている。

すぐに近くの民家の人が通報してくれて
間もなくパトカーが駆け付ける。

犯人は気を失っていて、過去の目撃情報から
放火魔だという事実が判明した。


俺は警察に火炎ビンの行方を知らせると
その場をそそくさと離れた。
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あたたかいもの ©著者:陽

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