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1章:あどけないもの (16/16)

若干近道になると思われる路地に入る。
途中空き地があって、幼少期はよく
遊び場として使った。

…親父とキャッチボールしてたな…


優「お兄ちゃん!」


海「…優!?探してたんだぞ!?」


不思議な少年・優との思いがけない再会に
つい声を荒げてしまった。しかし優は動じない。


優「お仕事見つかって良かったね!」


海「…お前が仕組んだのか?」


優「そんな言い方しないでよー。
ぼくはただ願いを叶えただけ」


海「ノブさんと知り合いなのか?」


優「んーん、知らないよ?…他の人じゃ
ぼくは見えないから」


海「見えない…?どういう事だ…?」


優「ぼくにとってお兄ちゃんは特別なの」


そう言うと優は空き地に向かって
走って行った…はずだった。

しかし優の姿はどこにも見当たらなかった。


海「俺…おかしいのか…?」


自分自身が不安になってきた。
頭を振って家路を急ぐ。
母が心配しているだろう。
それだけを考え、ペダルをこいだ。
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あたたかいもの ©著者:陽

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