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1章:あどけないもの (2/16)

高校1年の春。

入学式、クラス分け、自己紹介と
ありきたりな流れで一日が終わり…
何故か帰り際に突然話し掛けてきた
「陸人」と友達になった。

彼は後に親友となる大切な友達。


陸人「海っていうんだ?なんか俺ら対照的な名前じゃね?(笑)なんか縁がありそーだからよろしくな!」


海「あぁ、よろしく」


陸人「早速だけど遊びに行かね?」


海「俺金無ェよ?」


陸人「ちょっと俺のお気に入りの場所に案内するだけだよ」


海「ふぅ〜ん…いいよ。ヒマだし」


陸人「よっしゃ!」


手早く配布されたプリントを束ねて
鞄にしまって教室を出る。


茜「あれ?陸人どっか行くの?」


不意に呼び止められた陸人は驚いて
振り向き際に教室の扉に膝をぶつけた。


陸人「っ!!」


海「おい…大丈夫かよ?」


陸人「大丈夫大丈夫!って茜もクラス同じだったんか?」


茜「何言ってんのよ!さっき自己紹介した時聞いてなかったの!?」


あ、確かにこの子自己紹介ん時に
一番元気だったな…。
陸人は終始挙動不審だったけど。


陸人「あぁ言われてみれば(笑)」


海「1時間も経ってねーぞ(笑)」


茜「昔っからホントに…あ、海くんだよね?」


急に話を振られて陸人にツッコんだ手を
引っ込めるのに時間差が生じた。


海「あぁ。よろしくな。陸人の彼女?」


5秒の沈黙の後に二人は爆笑。


陸人「そう見えた?まぁ仕方ないか(笑)」


茜「あたし達二卵性の双子なんだよ」


…顔全然似てねーよ…
言われてみればこの二人のキャラ…
節々に共通点を感じる。


陸人「じゃー茜も例の場所行こうぜ?」


茜「へー…あそこに海くん連れてくんだ?」


…なんか意味深な言い方に聞こえたが
結局三人で行く事になった。

学校を出て目の前の小さな公園を抜けて
神社の階段を上った。

すると左奥にそびえ立つ立派な大木が
だんだんと見えてくる。

二人は駆け足で大木の裏側へと
向かって行くのでそれを追い掛ける。



…そこは高台になっていて俺らの街を
見渡せる程景色が良かった。


陸人「な?来て正解だっただろ?」

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あたたかいもの ©著者:陽

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