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3章:―再開―
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12月19日
かおりと連絡をとり、待ち合わせをした。
場所は名駅の西口だ。
この日のために先輩に全スモークのセダンを借りておいた。
免許は持っていない。
トランクには木刀がつんである。
女を殴るのは嫌だが、もし会って話ができないようなら、手荒な行動にでるのも仕方がないと思っている。
今、なんとかしておかないと、俺や家族、俺の周りにいる人たちに、さらに危害を加えるだろう。
10分くらいすると、かおりが現れた。
相も変わらず、顔だけは可愛い。
ほんとうにこの女があんなことをした奴なのか。
だが、その考えは捨てた。
こいつは異常だ。
かおりが車に乗ってきた。
かおり「おひさw元気だった?なにその顔wwwこわいw」
川島「一言も喋るな。黙ってろ。」
かおり「なんで?わかったよw」
岐阜県の多治見市に向かって車を走らせた。
とにかく人目につかないところに。
土岐川の川沿いの道までくると、車を停めた。
川島「よし、お前さ、一体なにがしたいの?何が目的なの?」
かおり「ここどこw川島君えろいw」
川島「真面目に答えろよ、てめえ、まじで俺と関わるな。」
かおり「なんで?wこんなに川島君のこと好きなのに!川島君もかおりと一緒にいた方が幸せになれるよ?」
川島「ふざけんな!気持ちわりーんだよ、てめえ!」
俺は、胸ぐらを掴んで、叫んでいた。
かおり「ちょっと、イタイヨ、ヤメテヨ」
川島「お前が二度と俺と関わらないならやめる!ほんとに頭おかしいんじゃねーの?お前ほんとに異常だって!精神びょ‥う‥あっ‥っつ‥‥
…………
胸への痺れるような激痛。
薄れゆく意識の中で、かをりの白い、細い手に、にぶく光る、大型のスタンガンが握られているのを見た。
かおりは‥…
天使のようにはにかんでいた。
あの日、初めて金山駅で会った時のように…
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