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2章:―変化―
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12月17日
夜、母は仕事で遅くなり、独りで家にいた。
家の電話が鳴った。
でる気にはなれない。
留守電だ。
ピー
「かーわーしまーくんwやっと家電わかったwお母さん、今日いないよね??またあの変な男と外食??wってか聞いてるでしょ??一人でびっくりして叫んでないで電話でてよw」
もう意味がわからなかった。
電話線を抜いて家中のカーテンを締めた。
留守電で俺の声が聞こえるはずがない。盗聴しているのか?
俺は家の中、全てをひっくり返し、4時間後、風呂場の排気口から小さなペン型のカメラのようなもの、おれのお気に入りの猿の人形から、小型の通信機付きのマイクを見つけた。
速攻で警察に電話をして、家に警察が来たが、
「最善をつくします、夜間の一人歩きはなるべく控えてください。」
これだけだった。
あてにならない。
もう自分でやるしかない。
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