２人はホームに上がった…


秋帆はホームの売店で何かを買っている…


ここで俺は秋帆に付きまとって売店の中まで入るのは、男としてしたくなかった…


俺は売店の影で秋帆が出てくるのを待っていた…


秋帆は飲み物を買って、すぐに出てきて俺の前で「待たせてゴメンなさい」と言った…


俺は売店の影で秋帆を抱き締めて「今日はありがとう気を付けてね」と言った…


秋帆は思いっきり固まっている…


そして秋帆は列車に入り、窓際の席に座った…


日曜の夜の郡山行き「なすの号」…


繁忙期でも乗客は僅かだった…