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4章:転機
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私が小学三年生になる頃
姉と庭で遊んでいた時の話。
姉とは仲が良くて、
よく2人でふざけあったものだ
その日もいつものように庭で遊んでいると
裏口から何やら口論しているのが聞こえる
子供ながらに気を使い、
気づかれないようにそっと扉を開いた‥
揉めているのは祖父と母だった
今までにない険悪な空気に
緊張が走る
すると、私達に気づいた母が
『二階にあがってなさい』
と私達を促した
なので、言う通りに二階に上がる私達。
どうやら今までの苛めに母の怒りが爆発した様子
‥無理もない
父はずっと祖父と祖母の味方で
母を攻め続けていたし、
誰が母を庇うこともなかった
ついに家を出ていく事となったのだ
私には“安全な場所”だったが
母にはそうではなかった。
母が私達の前で
あんなに泣いたのは
そのときが初めてで、
さすがの父も祖父と祖母を責めていた
が、今更なのである
結局次の日には荷物をまとめて家を出ていった
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