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7章:帰郷〜1回目 (2/2)

寝てないし、すごく虚しい気持ちだし、目も泣いて腫れまくってるけど、まぁ大丈夫だろう。
きっとお店に着いて、みんなに会ったら元気になる。


準備をしようとしたとき、シュウからの着信があった

「あぁ、電話出れなくてごめんね。超寝てた」

相変わらず優しい、明るい声が聞こえた。

だからわたしも何でもないように、明るい感じで話した。

「ごめんね、電話かけまくって。」

ユウスケのケータイ見たら、こんなことがあった

ウケるよね

もう仕事行かなきゃ

明るく話してたのに

「泣くのガマンしてない?」

て言われて、また数時間前みたいに泣いてしまった

泣きすぎでシャックリも混ざって、自分でも気持ち悪いくらいのしゃべり方だ。

シュウは
「もうこっちにおいで」

と言った。

「今から必要なものだけまとめて、飛行機乗ってうちにおいで。今の家の事は、後で考えたらいい。飛行機代ないなら出すから」

突然の提案に少し戸惑った

「い、今から?ゥエ゙っ…シュウの家に?!め、迷惑じゃ…ないかなぁ?!」


結局1時間位で必要な荷物をまとめて、地元行きの飛行機に乗った。

飛行機代は自分で出した。

とっても暑い日で、アスファルトの照り付けがすごかった。

大きなキャスターを、泣き顔を隠しながらひいた。

ギャルショップのスタッフから沢山の着信が来たけど、出られなかった
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高級デリ ©著者:ゆき

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