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18章:別れ
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18章:別れ
目の前が真っ暗で
あまりにもショックで
それでも冷静に振る舞う自分が嫌になってた
私は重たい口を開いた
「…私は何なの?」
「ん」
「だから…私は何すれば良いのぉぉぉ!!」
(>_<)あーぁぁぁぁ
「タワー」
…
あっそ
タワーか
出会って約1年
ずっと彼が好きで
私は生活の全てを彼にそそぎ…
彼女だと思い込んだり
彼の歌う歌をダウンロードしたり
着メロにしたり
写真もたくさん撮ってアルバム作ったり
シャンパン入れて
飾りボトル入れて
彼の見栄の為にお金を使い
今度は彼が辞めるから
タワー
か…
私は内勤を呼んだ
「はい、何でしょうか」
「コールはありで、マグナム入れて」
ふん、最近知った…
マグナムならコールがあっても飲める
( ̄ー ̄)
彼はマグナムに驚いていた
なぜなのか…
傘が渡される
…
シャンパンコールが始まってマイクが向けられる
私はマイクに向かって
「店長!タワー申し込んでやらぁぁぁぁ」
って言った。
マグナムは迫力がある!
グラスに注がれ…
何杯のめるのか
イメージするだけで鼻血が出そう!
そんな…さなか…
ヘルプがマグナム様を
振った…
マグナムからはシャンパンが吹き出し、皆は傘をさしている
あっ
だから傘を渡されたのね
って感心するわけないだろ
ふざけんなぁぁぁ!!
マグナム様は
すっかり空っぽな姿となり
落胆する私のもとに、店長がやって来て
「タワーはドンペリの何でいきますか?」
と言う。
「白で…」
「はっ…?」
「ピンクで…」
「はっ…?」
「エノテークで…」
「はっ…?」
「それ以上は無理よ」
「承知致しました」
聞こえてんじゃねーかー!
って突っ込み入れた。
笑えない
ぜんぜん笑えない
笑えないでしょ!!
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