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33章:賢一との結論 (1/8)

33章:賢一との結論

日曜日、
約束の10時。


賢一は
「おはよう。」
と言って来た。

この前、会った時より
愛想もよく
挨拶もしてくれた。

一年位前はこんなやりとりが当たり前だったのに。

私が賢一から
笑顔も奪いとってしまった。

紅茶を出そうとしたら

「買って来たよ。朝飯もまだだろ。」

缶コーヒーとサンドイッチ…裕馬にだろう、ヤクルトとヨーグルトもあった。

涙が出てきた…

朝から念入りに化粧したのに、めちゃめちゃになった。

「賢ちゃん、ありがとう。」
素直に嬉しかったし
素直にお礼が言えた。


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あなたが私にくれたもの ©著者:4162

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