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26章:領と賢一と両親と私
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26章:領と賢一と両親と私
その日から
私は領に電話する事はなかった。
領も電話してこなかった。
私が連絡しなきゃ
自然消滅なんだなと
思ったが
毎日…気になって
今頃〜とか
考えていた。
携帯番号は消去したが
合鍵はまだ返せずにいた。
少し時間がほしい。
今あったら
また領と一緒にいたいと思いそうで。
気持ちが落ち着いて
ポストに入れに行こう。
まだ領が大好きだから。
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